プチ馬学(サラブレッドのルーツと進化)
サラブレッドは、優秀な能力を持った父馬と母馬を300年以上に渡り、交配することによってできあがってきました。
初期のサラブレッドは、ランニングホースと呼ばれたヨーロッパ在来の牝馬に、アラブ馬の牡馬をかけあわせて作られました。
現在の競走馬は、ダーレーアラビアン、ゴドルフィンアラビアン、バイアリータークの3頭のアラブ馬にさかのぼることができ、これらは三大父祖馬と呼ばれており、
90%がダーレーアラビアン系となっています。
サラブレッドは遺伝により、競争能力や骨格などが親から子に伝わると言われており、優秀な成績を残した父馬(種牡馬)に優秀な成績を残した母馬を交配すると、
競争能力の高いサラブレッドが生まれる可能性が高くなりますが、絶対ということはなく、逆に地味な血統の父馬と成績不振だった母馬を交配した場合に
高い競争能力を持った仔馬が生まれることもあり、そこに生物の神秘があります。
また、どんなに遺伝的に能力の高いサラブレッドでも、劣悪な環境で育つと、良い環境で育った能力が高いとはいえないサラブレッドに負けることもあるため、
仔馬が生まれてからデビューするまで、また競走馬として走っている間に関わる人々が、その馬の競争能力に大きく影響します。
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